7月4日に横浜でフォトロゲイニングというイベントに参加してき
これは当日渡されるマップ上のポイントに行って写真を撮影するこ
コロナ禍なかなかランニングイベントができなかったので、何かできそうなイベントはないかと
探していたところに、セリさんから声を掛けられて参加してきました。
(写真1)
行きやすいポイントは点数が低く行きにくいポイントは点数が高く
一番低いポイントは16点、一番高いポイントは120点でした。
(写真2)
4時間の時間制限を超えてしまうと1分毎に50ポイントも減点さ
いかに効率よく回るかは各チームの作戦にかかっています。
走るのも歩くのも自由で今回の場合はみなとみらい線と横浜市営地
スタート地点、
(写真3)
以前スポコレでも横浜でマラニックなるイベントを開催していろん
(写真4、5)
ガチでランニングで参加しているチームもあれば私達のように歩き
私達も途中市営地下鉄のブルーラインを使ってポイント地点に行っ
結果は3時間55分で910ポイント稼いで一般の部61チーム中
歩きだけでかなり効率よく回れたのではないかと思います。
(写真6)
今後スポコレでもこういうイベントを企画できればいいかなと思い
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毎週月曜日21時より、clubhouseで運動の習慣化についてお話をしています。
是非覗いてみてください。
さて、7月11日(日)はプロギングジャパン https://plogging.jp/
が主催の「プロギング」に参加してきました。
プロギングとは、スウェーデン語で拾い上げるという意味の"plocka upp"と"jogging"を組み合わせた言葉であり、ヨーロッパを中心に大流行しています。
ジョギング×ゴミ拾いというSDGsなスポーツで
今回の参加は2回目。天気は暑くもなく寒くもなくちょうど良い気候でした。
参加者は18名!
photo by yuuki
こちらがプロギングジャパン代表の常田さん。
日本でプロギングを普及する第一者です。
愛知と東京を中心に全国へと広めています。
常田さんの素晴らしいところはファシリテーションの高さです。
初参加、初心者との距離を一気に縮めてしまうファシリテーション力は
とても勉強になります。
プロギングの説明と参加者自己紹介、ごみの拾い方のレクチャーがあって
いよいよスタートです。
豊洲ぐるり公園からスタートし、豊洲市場の横を通って戻ってくるという約2.5?のコースでした。
前半は比較的ゴミの少ないエリアなので、ジョギングが中心です。
それでも植え込みの中のごみを見つけて回収していきます。
ゴミ袋は2人に1人持っているので、袋を持っていない人は持っている人のところへ
行って捨てます。
その時に、「ナイス!」とか「ありがとう!」とかの声を掛けることで
コミュニケーションを取っていきます。
photo by yuuki
photo by yuuki photo by yuuki
走り終えると計測です。
今回は3kgのごみを回収することができました!!
その後みんなでゴミを分別して終了です。
photo by yuuki
今回はファミリーでの参加や、私のように個人での参加、
また、環境問題に取り組んでいる企業の方、または議員さんなどなど。
様々な方達が参加していました。
最後に常田さんから
「ゴミ拾いに関して、ネガティブな情報ではなく、ポジティブな情報発信をお願いします」
というメッセージがありました。
確かに。。。
今回もこんな短時間で3kgものゴミが拾えたことで、街は少しでもキレイになり、
また、ジョギングという運動や仲間との出会いといういいことがたくさんあるなと。
さらに、地域とのつながりも強くなったり、企業とのコラボレーションなんかも
しやすい。とても素晴らしいスポーツだなと実感しました。
スポコレでも自主開催に向けて準備を進めています。
スウェーデン発のスポーツ「プロギング」!
スポーツを通じてたくさんの人々と交流でき、運動もでき、街もキレイになる!!
今回はフォトグラファーのほーだい祐希さんに何点か写真をお借りしました。
とてもリアルな写真を撮っていただいたので使用させていただきました。
ほーだい祐希さんのTwitterはこちらです。
https://twitter.com/yomoginokokyu?s=20
フォトセッションなんかもやっているので是非ご覧ください!
祐希さん、ありがとうございました!!
今日紹介するベンチャースポーツは【パデル】です。
6月29日(火)の21:30〜オンラインにて
本場のベンチャースポーツを観戦する会で紹介する競技です。
誰も体験したことがなかったので、
Sports worldのマッシーとスポコレ理事のまーくんと、
品川大井町のスポルで体験してきました。
教えてくれたのは女子日本代表の山田梨央さんと
品川区で体験会の講師を務めている日高さんの2名。
パデルはスペイン発祥のスポーツで今ではサッカーに次いで2番目に人気のあるスポーツだそうです。
日本に上陸したのはまだ7〜8年前。
テニスとスカッシュをミックスしたようなコート。壁に囲まれています。
ボールは見た目はテニスボールと変わりません。
気圧が少しだけ低いそうで、テニスより少しだけ飛ばないようにできているそうです。
実際パデルボールを打った後にテニスボールを打つとその違いがよくわかると言ってました。
ラケットはカーボンでできていて、テニスラケットよりはかなり短く手のひらで打つような感覚の
ラケットです。
パデルの特徴はなんといっても壁を使ったショット。
壁に当たったボールを打ち返す「レボテ」や自陣の背面壁に向かって打つ「コントラ・パレッド」さらに
自陣のサイドの壁を使って返球する「コントラ・パレッド・ラテラル」という技があります。
ゲームはダブルスで行います。得点の数え方はテニスと同じ。
抜かれた!と思っても壁に当たって跳ね返ってくることもあるので
それを打ち返せば継続できます。
マッシーもまーくんもビギナーでしたが、
ラリーが続きましたし、終始「楽しい」を連発していました。
初めての方でも気軽に楽しめ、山田さんは
「老若男女楽しめる」
と言っていました。
最後は集合写真を撮って終了。
パデルは面白い!
世界のトップクラスのゲームを是非見たいものです。
本場のベンチャースポーツを観戦する会 第四回【パデル】は6月29日か(火)21:30から〜オンラインで開催します。
参加希望の方は、
Sports worldまたはスポコレまでお問い合わせください。
【Sports world問い合わせ先】
Twitter:https://twitter.com/sportsworld_swf
HP:https://www.my-spw.com/contact-us
【スポコレ問い合わせ先】
FBページもあります。スポコレで検索してください。
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6月5日(土)は日本GAA主催の「国際スポーツデー」が駒沢公園で開催されました。
日本GAAとは、1996年に創立した非営利団体です。
アイルランドの国技でもある「ゲーリックフットボール」をはじめ、アイルランド文化を通して、
国際理解や異文化交流を進めていくことを目的とした活動をしています。
この日も様々な競技が行われ、たくさんの人たちが参加し、スポーツを通しての
交流を行っていました。
普段あまり聞くことのできないベンチャー競技が次から次へと出てきました。
「ゲーリックフットボール」とオーストラリアの国技「オーストラリアンフットボール」をミックスしたルールで
行う「ネッドゲリー」。
赤のユニフォームがゲーリックチーム、青のユニフォームがオーストラリアンフットボールチーム!
ルールもミックスしてやるというてとてもユニークな競技!
コンタクトの度合いも両競技によって違うので、レフリーの裁量でやっている感じでした。
これもスポーツの醍醐味!「オーストラリアンフットボール」の原型はおそらく「ゲーリックフットボール」
だったのでは?と推測されますね。
続いては「パックファダ」。ハーリングの体験会。
スティックとボールを使ってやる競技ですが、この日は
どこまでボールを飛ばせるか?という体験を行っていました。
スティックとボールはこんな感じ。
ボールは結構硬い。野球の外野ノックみたいに打っていました。
ルールは下記より見てください。
https://maniac-sport.com/team/haaringu/
そして、午後の一発目は「タグフットボール」
タグラグビー界では、超有名なNPO法人たぐんちゅの協力によって行われました。
「タグフットボール」は通称「オズタグ」。13人制の「ラグビーリーグ」が原型になっています。
誰でも安全に楽しめるのがタグフットボールの良いところです!!
続いての競技は「ラピッドボール」!
日本発で2020年に誕生した新しい競技です。(すいません!これだけ写真がない!!)
エリアによってボールを触れる部位や得点が違うという面白い競技。
簡単に言うと、自陣では手や頭が使えて、敵陣に入ると足しか使えない。
自陣からゴールすると2点、敵陣からゴールをすると1点という競技。
これもサッカーやハンドボール等複数の競技がミックスされています。
ルールはこちらから
https://be-topia.finbee.jp/hobby/5080/
メインは「ゲーリックフットボール」。
日本では男女共に代表チームがアジア大会等で活躍しています。
これまたサッカーとラグビーがミックスされたようなスポーツで、
先ほども書きましたが、アイルランドの国技として行われています。
先日スポコレでも「オンライン観戦企画」をやって。本場のゲーリックフットボールを
皆さんに見ていただきました。
サッカーゴールに入ると3点、その上のゴールポストの間を通すと1点。いずれもキックによる得点です。
パスはハンドパスといって手のひらでボールを下からたたいてパスをします。
キックパスもOK。走れるのは4歩まで。。などなど。。詳しいルールはこちらから。
https://minorsports.jp/2018/09/26/gaelicfootball/
このように一日にたくさんの競技をやりながら参加者との交流を図るというとても素晴らしいイベントです。
日本でも知られていないような競技はまだまだたくさんありますし、そういう競技こそ、コミュニケーションが生まれ、
新しいコミュニティが形成されます。
こういうイベントはどんどんいろんな場所で開催されるといいと思います。
日本では東京2020の開催が迫っており、賛否両論色々とありますが、
この国際スポーツデーのようなイベントこそ、スポーツを楽しむ原点にあると思いますし、
勝ち負けだけではないスポーツの素晴らしさを実感できるイベントだなと思いました。
スポコレでは引き続きベンチャースポーツを応援し、盛り上げていきたいなと思っています。
日本GAA、NPO法人たぐんちゅの皆さん、お疲れさまでした!!
以下イベントの告知です。
6月8日(火) 浅草ROX 3G スーパーマルチコート 20時〜ウォーキングタグラグビー
6月24日(木) スクエア荏原 19時45分〜スコアーズ
6月29日(火) 本場のベンチャースポーツを観戦する会 第4回「パデル」
皆さんの参加お待ちしてます!!
最後に。。
モルック世界ランキング1位の河野さんとお会いできました!!
河野さん、ありがとうございました!!
これが世界1位のスローイング!!
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前回スポーツの今後の位置づけとして、
スポーツは日常化できるか?
というような話をさせてもらいましたが、
それについての考察をしてみました。
そもそも運動の日常化についてはほとんどが子どもについてが多く、
大人について語られているものはほとんどありません。
子どもの場合は習い事などがあって、習慣的に運動をしている子が圧倒的に
多い。その分大人になればなるほどその機会が減っていきます。
大人になっても適度な運動が必要だということはわかっています。
特に30代〜40代の成人は一番運動習慣からかけ離れているというある行政にデータにもあります。
何故運動をしないか?という理由は、
1.忙しくて時間がない
2.運動する場所がない
が多い。
ならば自分の一日のライフサイクルの中で、「ついでに運動」をしてみる。
早稲田大学スポーツ科学部の川上教授はそれをうたっています。
トイレや靴を履く時についでにスクワット3回、
買い物に出た時に数分大股で早歩き。
普段あまり運動しない方には
これだけで十分運動になるし、効果もあると言います。
ついでに少し負荷をかけるだけでよい。と言われるとちょっとできそうな気がします。
そんなついでにやるところから運動が日常化できたらいいなと考えます。
適度な運動は、様々な病気の予防になりますし、汗をかいたり、着替えてやらなければ
いけないものが運動ではありません。
そういう認識が広まっていけば、もっと運動が、スポーツが身近になってくるのではないでしょうか?
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スポコレのヤディです。
オリンピック・パラリンピックの開催について
日々様々な情報が飛び交っていますね。
賛否両論はあって当然ですし、これに関して正解はないのではないかと思っています。
そういう時だからこそ、「スポーツ」がもたらす価値とはどんなものがあるのでしょうか?
また、「スポーツ」は今後どのような位置づけになっていくのか?
なんてことを考えてみたいと思います。
「スポーツ」の未来を研究している人達ですら答えが出せないのが、
「スポーツ」の日常化です。日々の生活の中で身近な存在になれれば
「スポーツ」の価値もあがってくるのではないかと考えていますが、
そのハードルはものすごく高い。
「スポーツ」で勇気や元気をもらい、落ち込んでいても立ち直れた、なんて話はよくあります。
だからと言ってその人の日常の中に「スポーツ」が入り込んでいるわけではありません。
むしろ、非日常です。
非日常だからこそ、心にインパクトを与え、印象に残るのです。
「スポーツ」にそれほど興味がない人や好きではない、むしろ嫌いだ!という人にとってみれば
「スポーツ」では、心動かされないし、記憶に残ることもそう多くはないでしょう。
そしてどちらかというと後者の方が多いのではないかと思います。
「スポーツ」を習慣的に行っている人の割合は5割に満たない。
半数以上の人が習慣化していないということになります。
スポーツ庁では習慣的にスポーツをする人の割合を最終的に65%にまで引き上げようという指針を出しています。
もしかしたら今はその数字に近づいているのかもしれません。
オリンピック・パラリンピックが開催されればその数字もさらに向上するかもしれませんし、
実際2019年のラグビーワールドカップ日本開催によってラグビー熱が高まり、競技人口も増えています。
興味を持つようになった人たちも増えているという感覚を感じています。
日本や世界のトップクラスのスポーツシーンはその価値を高めていることに違いはありません。
しかし、それは時間とともにやがて落ち着いていくものであり、記憶は薄れていくものです。
オリンピック・パラリンピックやワールドカップのような非日常ではなく
毎日スポーツに触れ、考え、行動をするようなことって果たして可能なのでしょうか?
「スポーツ」の今後の位置づけとして日常化する方向にシフトするのでしょうか?
少なくとも、私はそのようになってもらいたいという願望を持っています。
食事や歯磨き、睡眠のようにとはいかないまでも、日常にほど近い存在になったらいいなって思っています。
そのために改善しないといけないことはたくさんあって、そのハードルは高いと思っています。
それでも「スポーツ」が日常に近づくという果てしなく遠いゴール設定をおいて、活動を進めていけたらと思っています。
「スポーツ」の今後の位置づけは「日常」に近づく存在になるということ。
オリンピック・パラリンピックが開催されなくても、このゴール設定はしっかりと持って
続けていきたいと思っています。
そこから見出せる「スポーツ」の新しい価値こそが、より良い社会を創る要因の一つであればいいなと思います。
スポーツを身近に感じられる新しい日常を願う毎日です。
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スポーツの現場ではファシリテーションが必要。
というお話をしましたが、
不特定多数を対象としたスポーツの体験会やイベント、
また、エンジョイスポーツを掲げているスポーツの現場では
絶対不可欠なスキルだと思っています。
また、キッズスポーツにおいては全てのカテゴリで必要になります。
「参加者全員が楽しんでいるか?」
ここのチェックがポイントです。
不特定多数を対象としたスポーツの体験会やイベントでは、
その競技がうまくできたかできないかにフォーカスを当てるのではなく
その場が楽しかったか楽しくなかったか?
そこにフォーカスを当てます。
その場が楽しければ競技がうまくできなくてもまた行ってみよう、やってみよう
という気持ちになります。
エンジョイスポーツの現場では、初参加の方やあまり競技に慣れていない方に
フォーカスをあてます。その方々が競技に参加しているという実感を
味わってもらえるようにするのです。
スキルの高い方や経験値が豊富な方が、そのスキルを得点に結びつけるのではなく、
ビギナーの方へのフォローへと結び付けていくのです。
キッズスポーツは特に必要だと思っています。
子どもたちは運動能力の二極化が顕著に出やすくなります。
それを埋めるためにファシリテーションが必要で、役割をしっかり与えてあげます。
役割があると存在承認ができます。
どのケースでも共通のファシリテーションスキルがあります。
それが「会話力」です。
ファシリテーターは指導者ではないので、教えるという概念はありません。
参加者に寄り添って「会話」をすることです。
色んな参加者と「会話」ができるようになってくると、
場の空気が見えてきて、どこに課題があり、どこに目を向ければ良いかが見えてきます。
会議だけではない、スポーツの現場にこそファシリテーション力が必要になります。
指導者、コーチとは違うファシリテーターを育てていきましょう。
スポコレのスポーツの現場ではファシリテーターが中心となって行っています。
誰もが面白いという空間づくりが大切だと考えています。
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スポーツの現場ではファシリテーションが必要。
というお話をしましたが、
不特定多数を対象としたスポーツの体験会やイベント、
また、エンジョイスポーツを掲げているスポーツの現場では
絶対不可欠なスキルだと思っています。
また、キッズスポーツにおいては全てのカテゴリで必要になります。
「参加者全員が楽しんでいるか?」
ここのチェックがポイントです。
不特定多数を対象としたスポーツの体験会やイベントでは、
その競技がうまくできたかできないかにフォーカスを当てるのではなく
その場が楽しかったか楽しくなかったか?
そこにフォーカスを当てます。
その場が楽しければ競技がうまくできなくてもまた行ってみよう、やってみよう
という気持ちになります。
エンジョイスポーツの現場では、初参加の方やあまり競技に慣れていない方に
フォーカスをあてます。その方々が競技に参加しているという実感を
味わってもらえるようにするのです。
スキルの高い方や経験値が豊富な方が、そのスキルを得点に結びつけるのではなく、
ビギナーの方へのフォローへと結び付けていくのです。
キッズスポーツは特に必要だと思っています。
子どもたちは運動能力の二極化が顕著に出やすくなります。
それを埋めるためにファシリテーションが必要で、役割をしっかり与えてあげます。
役割があると存在承認ができます。
どのケースでも共通のファシリテーションスキルがあります。
それが「会話力」です。
ファシリテーターは指導者ではないので、教えるという概念はありません。
参加者に寄り添って「会話」をすることです。
色んな参加者と「会話」ができるようになってくると、
場の空気が見えてきて、どこに課題があり、どこに目を向ければ良いかが見えてきます。
会議だけではない、スポーツの現場にこそファシリテーション力が必要になります。
指導者、コーチとは違うファシリテーターを育てていきましょう。
スポコレのスポーツの現場ではファシリテーターが中心となって行っています。
誰もが面白いという空間づくりが大切だと考えています。
]]>スポコレのヤディです。
スポーツにはいろんなカテゴリーがありますよね。
大きく分けるとプロスポーツとアマチュアスポーツ。
アマチュアスポーツの中でも競技のトップを目指すものから
エンジョイスポーツを掲げて楽しむものもあります。
スポコレはまさにこの「エンジョイスポーツ」の部類に入るのですが、
スポーツには元来、「勝ち負け」という切っても切れないものがあります。
エンジョイで野球やサッカー、ラグビーやバスケットボールをやっても
自然と点数を競い合い、どっちが勝つか?を決めたりします。
この「勝ち負け」が時に弊害をおこすことがあります。
エンジョイスポーツの場に、「勝ち負けこだわり」派が混ざることがあります。
エンジョイで来たはずなのに、加減の仕方をわからず、結局「ガチ」に
なってしまう人もいます。
野球でいえばスローボールが投げられない人と同じことです。
加減しているつもりがつい激しくなってしまうのです。
ある意味本能なんだと思います。
たくさんの人種が同じ競技をする場合に必要なのが
「スポーツのファシリテーション」です。
ガチな人もガチエンジョイな人も仲良く同じ競技を楽しめるために
「スポーツファシリテーター」が現場の空気を創ります。
その様子を「世界ゆるスポーツ協会」では
AIR PRODUCERと呼んでいます。
スポーツをできるだけたくさんの人に楽しんでもらうためには
主催者側のファシリテーション力が問われます。
特に不特定多数の方が参加するスポーツイベントの場合は、
参加者全員が楽しむことが前提となりますので
必須といっても良いでしょう。
特に体験会のようなイベントではガチとガチエンジョイが混在しますので
運動能力の高い人よりも少し苦手そうにしている人に注目していきます。
ポイントはその人が楽しんでいるかどうか?です。
楽しんでいればOK。
楽しんでなければアプローチが必要になります。
では、スポーツファシリテーションとはどのようにしていくのか?
その一部を次回紹介したいと思います。
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全米ナンバーワンを決める対決で、平均視聴率は40%を超え、
経済効果も400億円を超えるとも言われています。
この日2月第一週の日曜日は、「スーパーサンデー」と呼ばれ、
アメリカ全土で盛り上がる大きなイベントとなっています。
今年はバッカニアーズ対チーフス
兄がアメフトをやっていたということもあり、
小さいころはスーパーボウルだけは見たりしていたのですが、
大人になるにつれて、あまり見なくなってしまっていました。
今年は久しぶりに見ようかと思い、事前にニュースを見ていると
新旧QB対決というのが見どころということでより興味が沸いてきました。
過去4回対戦し、2勝2敗。
このスーパーボウルで決着がつくという対戦になりました。
チーフスのQBは、25歳のマホームズ。バッカニアーズは43歳のブレイディ。
マホームズは、準決勝で怪我をして、途中退場しており、その影響が懸念されていました。
2018年当時AFCチャンピオンシップは当時ペイトリオッツに在籍していたブレイディ
の勝利。2019年1月もブレイディの勝利。その後2019年12月、
2020年の11月はマホームズの勝利。今回5回目の対決となった。
前半からバッカニアーズに勢いはすごく、特にディフェンスラインが完全に
マホームズの攻撃を封じ込める。一方ブレイディのパスが面白いように決まる。
マホームズの怪我の影響がどのくらいあるのかわからないが、
前半を終わって21−9とかなりの点差がついた。
チーフス優勢の予想を大きく覆した。
後半に入ってもバッカニアーズのディフェンスはマホームズに襲い掛かり、
マホームズが苦し紛れにパスを出す場面が何度もあった。
ただ、マホームズは投げ捨てのように投げるパスが正確にレシーバーのいる位置に
届き、能力の高さを見せつけた。
特にチーフスの反則が目立ち、流れが完全にバッカニアーズにいってしまった。
第4Q残り1分30秒でインターセプト。終始ディフェンス陣が完璧なまでに
チーフスのオフェンスを抑え込んだ。ここで勝負あり。
最終的に31−9でバッカニアーズが圧勝。
チーフスはタッチダウンが取れず、
マホームズは悔しいゲームとなった。
ブレイディは、ドラフト全体199位でNFLに入り、全く注目もされなかったブレイディ
は、今や6回のスーパーボウルを制覇している。スーパーボウルは10回出場、
7回目の勝利となった。43歳。
一流のプレーヤーに年齢は関係ないと思うが、長年トップで活躍できることは
尊敬に値する。勝つためには何でもやるというブレイディの思考と、それを認めてきた
首脳陣がこの勝利につながったともいえる。
勝利の先には奥深いチームビルディングがあるということも忘れてはいけない
ことだと思います。
最高峰のスポーツから感動や勇気をもらうことはたくさんあるし、
かっこいいなって純粋に思えるし、
スポーツの素晴らしさを改めて感じました。
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7,8年前によくやっていた集まりに「マイナースポーツ交流会」というのがありました。
スポコレで何度か開催しているネットボールやコーフボールなどはその交流会で
知り合って実現したスポーツです。
その交流会でも「マイナーって呼び方はネガティブだよね??」
という話が出ていました。そんなことをずっと言っているうちに、
いはゆるマイナースポーツと呼ばれる競技にたくさん出会いました。
そこで「ベンチャースポーツ」という言葉を聞きまして、とてもポジティブな
ネーミングだと思いました。
実際一般社団法人日本ベンチャースポーツ連盟の代表を務める篠原肇さんにも
スポコレを体験してもらい、スポコレのスポーツも「ベンチャースポーツ」と
呼ぶことにしました。一度そういう流れで「ベンチャースポーツ交流会」を
開いたりもして、ベンチャースポーツ同士の交流を深め、さらに発展していくような
働きかけもしていました。
スポコレの忘年会ではそういったベンチャースポーツで活躍をしている
チームや団体の代表の方を招いて、一年の活動や実績を報告してもらったりしながら
ベンチャースポーツの普及に努めています。
ベンチャースポーツは、可能性があります。競技人口が少ない分、「日本代表」という
代表選手になれる可能性が高いというのも魅力ですし、スポーツに対する見方、考え方も
幅広く奥深くなってきます。さらに、スポーツの良さを再認識することで、
たくさんの人との出会いや自分自身の笑顔でいる時間も増えてくるようになります。
スポコレでベンチャースポーツを知り、そこからその競技にはまり、日本代表になる。
スポコレでベンチャースポーツを知り、そこで新たなコミュニティづくりができる。
スポコレはそういう存在でありたいと思っています。
ご自身がやっていて、これってまだまだ日本であまり知られていないからもっと知ってほ
しい。というスポーツがあれば是非、スポコレにご一報ください。
イベントを開催し、その競技の良さやすばらしさを一緒に伝えていけたらと考えます。
スポコレはベンチャースポーツを応援していきたいと考えています。
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ある公立の中学校でこんなことがありました。
ある女子生徒はダンスを習っており、地域のダンスチームに入っていました。
レッスンは土日にやっていました。
中学に入学してもそのダンスチームで継続してダンスをやることを決めていました。
しかし、ダンスの練習は土日のみなので、親と相談して、平日は学校の部活動に
入り、体力を向上させたいと考えていました。
ただ、土日はダンスを優先するため、大会等には出られません。
その旨を顧問の先生に話したら快く受け入れてくれるということで
晴れて陸上部に入部。土日はダンス優先で試合には出られないけど、平日は他のメンバーと
一緒に練習をする。という条件でした。
本来部活動は大会に出場し、勝つためにやるだけではない。
学校教育の一貫としてやっているので、当然のことです。
平日はみんなと同じ練習をして、土日はダンスという生活が始まりました。
いざ、始まるとその陸上部には外部コーチがいて、実際顧問の先生ではなくその外部コーチ
が取り仕切っていたようです。そのコーチは、女子生徒が土日にダンスをしているという
話を耳にするとこう言ったそうです。
「土日に大会に出られない奴は練習しなくていい」
以降その生徒は平日に練習させてもらえず、雑用ばかりをするようになりました。
それでも1か月、2か月と我慢をし、部活動に出ていましたが、練習できなければ意味が
ありません。親に相談すると、顧問の先生に話してみようということになったのですが、
女子生徒はあまり事を大きくしたくないと言って、そのまま顧問の先生に
「ダンスが忙しいので退部します」とだけ告げて
1年生の夏前に辞めてしまったそうです。
2年後、その子の親が顧問の先生に会ったときに、娘が辞めた理由を聞いたところ
「ダンスが忙しかったんですよね?」
と言われたそうです。確かに合っています。その子は顧問の先生にそう告げましたから。
そこでその親が真実を告げると
「それは知りませんでした、そういう理由だったんですね」とだけ言ったそうです。
「学校の部活動は何のためにあるんですか?」と尋ねると
「学校教育の一貫です。」
「大会に出られないと入部できないんですか?」と尋ねると
「いえ、そんなことは全くありません」
でも実際その女子生徒は大会に出られないということで練習をさせてもらえない事実が
ありました。その後その顧問の先生がどういう対応をしたのかはわかりませんが、
こんなことはあってはならないことだと思います。
ダンスをはじめ、野球やサッカー、バスケットボールやテニスなど、クラブチームが増えて
きて、専門的にスポーツをしている子どもたちも増えています。
一方で部活動も同じような競技がありますし、専門でやっている生徒たちは同じ競技の部
活動に入っても、試合等には出られないという形になります。
学校によって、または顧問によって受け入れる、受け入れないがあるようで
学校の部活動って一体何のためにあるのか?という疑問が出てきてしまいます。
聞くと練習をさせてもらえなかった陸上部がとても強豪で、常に全国大会等に出場
しているわけではなかったようです。強ければその理屈が通用するわけではないと
思いますが、そもそも顧問がOKしたのに外部のコーチがNGという何ともコミュニケー
ションが取れていないところに問題がありますね。最初から顧問の先生が外部のコーチに
伝えていれば女子生徒がこんなにつらい思いをせずに済んだのではないかと思います。
こういう話は他の学校でも聞こえてきます。
試合に出られないと部活には入れない。義務教育の中学校で、教育の一貫としてやっている
部活動にそういう制限をかけるのはどうなのでしょうか?
私には疑問でしかありません。
これもまた、スポーツ嫌いになってしまう可能性が大いにある事柄だと思います。
皆さんどうお考えになりますか??
]]>
スポコレってニッチだな。
そう思っています。
毎月平日の夜に開催しているスポーツは、
「誰でも参加できる」となっています。
その通り誰でも参加できます。
運動能力も年齢も性別も何も問いません。
夜なので親の同伴がない高校生未満のお子さんは遠慮させていただいていますが。
誰が来ても楽しめる空間を創ろうといつも考えています。
そのために「ウォーキングタグラグビー」や「スコアーズ」といった
オリジナル競技にフォーカスを当て、できるだけシンプルにゆるく行っています。
誰でも参加できるのですが、楽しみ方がその人によって変わってくるということがありま
す。例えば運動能力の高い人が競技性を求めて来られると物足りなくなり、
つまらないと感じてしまうかもしれません。でも仲間とのコミュニケーションや
コミュニティづくり、または、ファシリテートする立場という感覚で参加してもらうと
意味のあるものになってきます。
運動能力に自信のない方は、スポーツをしながら自分の居場所を見つけられる空間として
参加いただけると思います。それからスポーツジムに通って、月10,000円払うほどでもな
いけど、運動はしたい!という方にもちょうど良い感じになるでしょう。
家庭と会社以外のコミュニティづくりにもいいと思います。
というようにスポーツという共通のコンテンツを通じて様々な目的や意味があるというこ
とです。
競技性の高いスポーツをしているチームやクラブはたくさんあります。
また、世界ゆるスポーツ協会のように、スポーツ弱者にフォーカスを当てた
スポーツの概念を大きく変える画期的な団体も存在します。(私も理事を務めています)
スポコレはそのどちらでもない中間っていうわけでもない、一見中途半端な位置にいるの
かもしれません。そこがニッチであるという所以です。
何故ニッチな存在になったのか?
・・・
・・・・・・
スポーツの奥深さを感じてしまったからです。
スポーツそのものを楽しむ場はたくさんありますし、勝ち負けを競ったり、
トレーニングをしたりという場もあります。また、個人でやれるものもたくさんあります。
チームスポーツで、しかもスポーツそのものではなく、スポーツを通じて人の心を豊かに
していくもの。新たな自分に気づけること。そういう今までにないやり方があるのではない
かと。そう気づいたからです。特に運動能力の高い方がスポコレに参加する際に、
自分自身のスキルや競技での勝ち負けにこだわるのではなく、周りを楽しませ、周りにアド
バイスを送り、チームをまとめるリーダーになる。そういう意識で臨んでもらえると
その人自身が本来のチームやクラブに戻った時に、また違った角度から見ることができる
ようになります。
スポコレはファシリテーションを大事にします。常に気配りをして、全員が楽しんでいるか
どうか、細心の注意を払います。
このファシリテーションはスポーツだけでなくビジネスの世界でも活用できるスキルでも
あります。スポコレでファシリテーションを身に着けていただき、自分のテリトリーで
それを活用していただくこともできます。
スポコレはニッチでもあり、気づきの場でもあるんじゃないかなって思っています。
運動能力に自信のない方やあまり運動に関わってこなかった方にとってはしっかりと
スポーツそのものをストレスなく楽しめる環境が整っています。
それぞれの人がそれぞれのテーマを持って参加してもらうと楽しさも倍増するんじゃない
かって思います。これからもそんな中途半端な存在を継続していきたいなって思っていま
す。是非誰でも参加できる中途半端なスポコレに確固たるテーマを持って遊びにきてくだ
さい!!
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今日も体育について話していきたいと思います。
サッカーやバスケット、テニスやバレーボール。
これらを体育の授業でやるのは難しすぎると前回お伝えしましたが、
じゃあどんな競技をやったらいいのか?
そんな話をしたいと思います。
球技で言えば断然タグラグビーです。
タグラグビーは既に2011年より指導要領に組み込まれていて、
横浜などはいち早くタグラグビーを採り入れ盛んにやっています。
都内でも中央区ラグビー協会が中央区の小学校で実績を重ねています。
スポコレでも練馬区や荒川区などへ出張授業に行っています。
しかし、まだまだ普及しているところまでいってません。
教えられる先生が少ないというのが実際のところだと思います。
タグラグビーの何が良いか?
シンプルだということです。
サッカーは足しか使えない、バスケットボールはドリブルをしないといけない、テニスは
ラケットをうまく使わなければいけない。というようにハードルが高い。
その点タグラグビーはボールを持って走ればいい。足があまり早くなくてタグを取られて
も近くの味方にパスをすればいいのです。もしタグを取られなかったら最後まで走り続け
てもいいということになります。ボールを持って走る➔取られたら味方にパス。
何も難しいことはありません。ボールを取るのが苦手であればタグ取りとおう役割もあり
ます。現に小学校4年生で、初めてタグラグビーをやるという子どもたちがたった2時間
で、ゲームができるようになるのです。
実にシンプルです。
もう一つ、リングビーを使った「スローランゲーム」もシンプルでスポーツ
弱者にやさしいルールになっています。小学校の体育の項目で数少ない「ベースボール型」
の競技でもあるため先生たちにも喜ばれます。何といっても全員が必ず得点できるルール
が素晴らしい。投げる力もついてくるので課題解決型の競技と言ってもよいでしょう。
「タグラグビー」や「スローランゲーム」はあまり体験しない競技なのでスタートラインも
ほぼ同じところからスタートしますし、楽しさを最優先しますので、運動が苦手だと思って
いる子でも楽しめます。そういう子たちがトライをしたり、得点したりする歓びを味わえる
ということです。
スポコレではそこに「ファシリテーション」を加えてさらに授業を楽しくさせ、学びを
与えていきます。これがオリジナルの体育の授業です。
サッカーやバスケットをやる場合でも「体育用のオリジナルルール」でやることがいいので
はないかと思います。運動が苦手な子でも楽しめるようなルール。高学年であれば
「皆んなが楽しめるにはどんなルールにしたらよいか?」というテーマで
生徒に考えてもらうのも良いでしょう。フレキシブルに対応することで
オリジナルな競技にもなりますし、自分たちが作ったルールであれば自分たちが一番楽し
いに決まっているのです。
他にもネットボールやタグカバディ、キンボールやコーフボールといったベンチャー
スポーツを体育でやるのも面白いと思います。知らない競技は新鮮ですし、未知の世界から
覚えていく楽しさがあります。体育の授業は全員が楽しみながら学び、身体を十分に動かせ
る必要があります。昔からの習慣でやるというのはもう古い考えだと思っています。
シンプルな競技で楽しい体育を目指してもらいたい。
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小学校の体育については前回少しお話させていただきましたが、
実は謎があります。
まず、小学校はほとんどの授業を担任の先生が受け持ちます。
音楽や図工、家庭科といった専門の授業のみ専門の先生がつきます。
体育も専門の授業だと思いきや、体育は担任の先生が行います。
一つ目の謎です。行政区によっては体育補助の先生がついて行っている行政区も
ありますが、基本は担任の教師です。先生も運動が得意な先生もいれば苦手な先生もいる。
国語や算数のようにはいかないのが現実です。
ましてや高学年ともなれば身体も大きくなり、運動能力の優れた生徒が何人か出てきます。
野球やサッカーミニバスといった特定のスポーツを専門的に習っている生徒もいます。
そんな生徒は運動の苦手な先生から何を習うのでしょうか?
実はたくさん習うべきことはあります。
その競技がうまくできればよいということではありません。
もちろん球技だけではないので、その他の競技を学ぶことも重要でしょう。
しかし、そういうテクニカルの話ではありません。
テクニカルではなく、体育を通じて人間関係やリーダーシップ。チームとは?
また人を応援したり、励ましたりする心。スポーツマンシップを学ぶのです。
ところが、小学校の体育の授業はそこまで到達していないのが現状です。
どうしてもテクニカルのことばかりに時間を取られ、肝心な心の部分に到達していないの
です。ボールの投げ方やシュートの仕方、パスの仕方などなど。球技は特に難しいので
時間を要します。本来はそこに時間をかける必要はないはずなのに、テクニカルな部分に
時間を使います。なぜか?難しい競技を選択しているからです。
野球やサッカーやテニス、バスケットボールは競技としての魅力は素晴らしく面白い、
日本でも人気の高い競技ですが、一言で言って難しい。
ルールや歴史を知識としてインプットすることは必要かもしれませんが、何も実技として
やる必要があるかというと疑問です。2つ目の謎です。
体育の専門でもない先生が、難しい競技を教える。。。これほどミスマッチなことはない
でしょう。昔から言われている運動能力の高い子と低い子の二極化を縮めることはまず不
可能と言えます。ここを改善しない限り、体育嫌いの子どもが減ることはありません。
3つ目の謎。これは運動会です。
運動会の演目はほとんど体育でやらない競技ばかりです。
大玉転がしや玉入れ、綱引き・・・・。そのために体育の授業で運動会の練習という名目で
これらをやります。
マット運動や跳び箱、鉄棒。それこそバスケやサッカー。
これを運動会でやることはありません。
音楽なら合唱や合奏、図工なら粘土細工や絵。これが音楽祭や展覧会でそのまま
披露されます。授業の成果を見せる場所となっています。
でも体育は日ごろやっていることと違うことを特別にやります。
それからリレー。最近はクラス全員リレーとかを採り入れ、全員参加型になっていますが、
特別に足の速い子が選抜されてやります。見ていてリレーは確かに面白い。
しかし、普段の授業の延長線上にあるものではないような気がしてなりません。
もっとチームワークやリーダーシップを教えながら運動会ではそれを存分に発揮できる場
として、保護者や見に来ている方々に見せる。この方がよっぽど有意義ではないかと
考えます。
このように体育には謎が多いのです。それでももう50年以上も同じようなことを疑わずに
やってきたことで変わることがない。
でもこの体育や運動会がスポーツ嫌いを産んでいるという現実は残念ながら否定できない
ものになっています。体育には専門の先生を置き、誰でもできるようなシンプルなルールの
競技の中で、スポーツマンシップを学ぶような授業になれば、やがて社会に出てからも
心に残り、社会人としての人間関係をうまく作れるようになるのではないかと思っていま
す。シンプルな競技って何だろう?次回もう少し体育について考えていきたいと思います。
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